初めて経験することに対しては不安になってしまうものです。お部屋探しにおいても、内見や契約書類の記載など、経験したことのない様々な場面に遭遇します。
しかし、事前にお部屋探しについて知識があれば、心に余裕が生まれ、冷静にお部屋探しをすることが出来るようになります。今回はお部屋探しの手順について紹介していきますので、しっかりと理解を深めて、納得のいくお部屋を見つけましょう。
部屋探しの段取りを理解しましょう
引越しのスケジュールを組むにあたって、引越し先が決定するまでに、およそ2ヵ月程の期間を見ておくと安心です。
希望通りの物件がすぐに見つかるとはかぎりません。また、時期によっては掲載されている物件数が少ない、といったことも考えられます。そのため、引越しの2か月前から動き始めることが必要となってきます。
今回は簡単に6ステップに分けて部屋探しの段取りを紹介していきますので、一緒にチェックしていきましょう。
- 物件を探す
- 不動産会社に行く
- 内見をして物件を決める
- 入居申込みを行い審査に通る
- 初期費用の支払い&物件の契約をする
- 鍵の受け渡しをして完了
ステップ1.物件を探す
まず、賃貸情報サイトにて自分の条件に合った物件を探していきます。インターネットが普及した今では、入居者を募集している物件を簡単に探すことができます。
- エリア
- 築年数
- 間取り
- 風呂・トイレ別、2階以上、オートロック等の諸条件
賃貸情報サイトに掲載されている物件は、問い合わせできる仕様になっております。人気エリアの物件情報はすぐに埋まってしまいますので、気になった物件があったらすぐに連絡してみて物件が内見可能であれば、内見予約をしましょう!
不動産会社に問い合わせた後に、違う物件が気になった場合は、メモなどに控えておいて一緒に紹介してもらうようにしましょう。
ステップ2.不動産会社に行く
不動産会社へ訪問する際は、オフィスカジュアルのような、清楚な服装で来店することが好ましいです。入居審査では「トラブルをおこす可能性がないか?」など入居者の属性も判断基準の一つとされています。そのため第一印象で、悪い印象を与えてしまわないように、だらしない身だしなみは避けた方が良いでしょう。
不動産会社に行くと、問い合わせていた物件以外にもおすすめの物件をいくつか紹介してもらえます。その中に気になる物件があれば、担当者に内見可能か確認してもらい、可能であればその日に内見に向かうこともあります。
ステップ3.内見をして物件を決める
内見の際は、日当たりや周辺環境をチェックすることを忘れないようにしてください。また可能であれば、近隣住民の情報や、音漏れがないか等もチェックしておくと安心です。内見する件数は多くても1日に4件程度に留めておき、1件ずつどんな物件だったか軽くまとめておきましょう。
内見した物件を改めて思い出して、良かった点、悪かった点の総合評価から絞っていきましょう。自分が住んでいるイメージが想像できる物件を選ぶのがコツです。
ステップ4.入居申込みを行い審査に通る
内見して気に入った物件が見つかったら申込みを入れます。賃貸の場合は申込みの入った順番で審査が始まる場合が多いため、気に入った物件があったらなるべく早く申込みを入れた方が得策です。
入居申込みが終わったら入居審査に入ります。申込書に記載の内容を確認されます。勤務先や勤続年数、年収等を確認し、問題なければそのまま審査完了、契約手続きの流れに入ります。審査の際には源泉徴収票等の収入を証明する書類の提出を求められる時がありますので、お部屋探しの段階から書類を準備しておくことをオススメします。
審査が厳しい管理会社の場合、源泉徴収票ではなく、課税証明書または納税証明書を求められる場合がございます。その場合は住所のある市区町村の役所にて手続きが必要です。また個人事業主の方は確定申告書の提出を求められます。
ステップ5.初期費用の支払い&物件の契約をする
入居申込が終わり、無事に入居審査に通過することが出来たら、晴れて契約を結ぶことができます。契約の日時に関しては、担当者から入居審査の結果報告がありますので、その連絡の際に契約日時のスケジュール調整を行いましょう。
審査通過後には初期費用の精算書が送られてきます。初期費用には敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料等があり、支払期日は契約日迄となっております。契約の際に初期費用の入金が確認できる状態だと契約がスムーズに進みます。
また契約時の必要書類も事前に教えてもらえますので、契約の際は忘れずに持っていくようにしてください。
- 身分証コピー
- 住民票原本(3ヶ月以内)
- 認印
- 印鑑証明書
- 保証人承諾書
この契約の際、契約書類の読み合わせなどもありますので、最低でも1時間以上はかかるものとしてスケジュールを組んでおきましょう。
ステップ6.鍵の受け渡しをして完了
最後に鍵の受け渡しを行います。鍵の受け渡しは原則「入居日以降」となっています。これは、入居日より前に火災や水漏れなどが発生してしまった場合に火災保険の保証対象外になってしまうためです。
契約書を交わした日が入居日に近いの場合はその日に受け渡しをするケースもありますので、事前に不動産会社に確認しておきましょう。
鍵の受け渡しが完了すると、部屋探しも完了となります。
入居日より前に物件の鍵が必要な場合は、担当者に鍵の貸し出しができるか相談してみましょう。部屋の掃除や寸法を測りたいなど、ちょっとした用事であれば入居日前に鍵を貸し出してもらえることがあります。
引越し業者を決めて引越し準備を始めよう
賃貸契約が完了したら、次に引越し業者を決めていきます。新居への荷物の搬入は入居日より後となりますので、入居日以降に引越しの予定日を決めましょう。
また、繁忙期など引越しの時期によっては、希望日が取れないこともあります。その際は、第二希望の引越し希望日を伝えるなどして、引越し日を決めるようにしましょう。
引越し業者を比較しながら、適切な業者を選ぼう
引越し業者は、良くCMで流れているような大手の業者もあれば、初めて耳にするような中小業者などその数は豊富です。一般的には事前に見積もりが必要となり、オンライン見積もりや、実際に自宅に業者が来て見積もりをする場合もあります。
単身専門の引越し業者など、業者によって様々なプランがありますので、希望日に合わせられる自身に合った業者を探していきましょう。引越し業者を選ぶポイントとして下記4点を比較して決めると自身に合った引越し業者を見つけることができると思います。
- 引越しの料金
- 引越しの予定日や日程
- 電話やメールの対応、口コミなどの評価
- サービスやプランの充実度
荷物が少ない場合は宅配便でもOK
引越し先へ搬入する荷物が極端に少ないようであれば、引越し業者を手配するよりも、宅配便を利用する方がお得に荷物を搬入することができます。目安としては、ダンボール5個以下であることです。宅配業者によっては、大型家具も段ボールで搬入してくれます。
また、宅配便であれば365日料金が一律なので、引越しの繁忙期でも価格が高騰することがありません。最低限の荷物だけ搬入したいという人は、宅配業者の価格と引越し業者の価格を一度照らし合わせてみても良いかもしれません。
ただし、荷物の搬入は玄関までなどデメリットもあります。宅配便での引越しはメリット・デメリットを良く確認して利用するようにしましょう。
宅配便で引越しをするメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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・引越し費用が安く抑えられる ・見積もりがいらず、自身で簡単に計算ができる ・繁忙期などで料金の割り増しの心配が無し |
・大型の家具や家電などは送れない ・荷物の運び込みは玄関先まで ・当日に発送した場合はその日に荷物が届かない |
これで初めての引越しも大丈夫!素敵な新生活を
今回は初めて部屋探しをする人に向けて、どのような手順で部屋探しが行われるのかを紹介してきました。
あらかじめ部屋探しがどのように進んでいくのか頭に入れておくと、緊張も最小限に抑えることができ、スムーズに進めていくことができます。
また、何か分からないことがあれば、不動産会社の担当に聞いてみると、優しく教えてくれるので、気になることはどんどん質問していきましょう。
素敵な新生活が送れるように物件探し・引越しの手順を把握して備えましょう。
水商売の方でお部屋をお探しの方は是非ナイトハウスをご利用ください