物件探しを行う上で、重要になってくるのが『内見』です。『内見』は、今後自分が暮らす可能性のある物件で、新しい生活がイメージできるかを判断する、大事なポイントでもあります。
今回は、内見の際にチェックしておくと良いポイントを紹介します。
内見とは?
内見というのは 内部見学 の略称です。気になる部屋に実際に訪れ、細かい部分までお部屋をチェックする作業全体のことを指します。
物件によっては内見をできない場合もありますが、「間取りや設備が似ている部屋」や「同じ建物内の空き部屋」を内見するなど、事前に不動産会社に要望を伝えておくとスムーズに内見手配をしてます。
一般的に内見をせずに物件を申し込みすることは少なく、遠方であればオンライン内見などを利用して、部屋の細かい部分をチェックしていきます。
一度にする内見は3件程度が理想
気になる物件が多いと、1日に複数の内見をされる方もいらっしゃいます。特に遠方から内見に来ている方は、時間や交通費の都合から複数の物件を内見することが多いですが、1日に内見を行う件数としては3件程度が望ましいです。
一度に多くの物件を内見してしまうと、いざ物件を決める時に様々なイメージが混同してしまい、正しい判断ができないケースもあります。移動時間を含めると内見を1件につき、30分~1時間程度の時間が必要となり、内見する件数を増やせば当然、1件の内見に充てる時間も減ってしまいます。
物件のイメージが混在せず、細かい部分までチェックすることを考えれば、多くても1日3件程度に抑えるのが良いでしょう。
内見をする際のチェックポイント
内見をする際にチェックしてほしいポイントを紹介していきます。限られた時間の中で見落としがない様に、しっかりとチェックしていきましょう。
日当たりは良好か
日当たりは部屋の明るさを左右するのはもちろん、洗濯物の乾き具合にも影響してきます。
方角と図面から「日当たりがよさそう」と思っていても、実際に内見してみると高い建物が建っていて、日当たりが悪いケースもあります。
隣接する建物の位置なども視野に入れて日当たりを確認しましょう。
設備が壊れていないか
築年数が古い物件だと、建具のガタつきなど設備の状態が不十分な物件もあります。照明やインターホン、キッチン周り設備はしっかり作動するか、水圧はどの程度なのかなど、細部についてもチェックしていきましょう。
設備不備がある場合は、入居するまでに修復可能なのか、不動産会社に確認しておくようにしましょう。
- 建具の状態
- 蛇口、水圧
- インターホン
- 照明
- 冷暖房
- キッチン設備
周辺環境は問題ないか
内見では周辺環境の確認も重要です。周辺にスーパーやコンビニ、病院など生活をするのに不便を感じない環境なのかチェックしていきます。
スーパーの品揃えや価格が気になる方は、内見後に訪れて調べておくのも良いでしょう。
周辺の雰囲気や治安も忘れずにチェックしておきましょう。遅い時間帯の人通りや街灯の有無、帰宅路に交番があるかなどをチェックしておくと、安心して生活することができます。
お子様がいる方、女性の一人暮らしの方は、「通学路」「通勤路」の治安チェックはしっかりしておきましょう。
交通の利便性は問題ないか
交通の利便性についてあらかじめチェックしておくことをオススメします。最寄り駅までの距離や時間、最寄りのバス停までの距離、時間を調べることはもちろん、電車やバスの本数もチェックしておきましょう。
駐車場や駐輪場の価格帯、道路の混雑具合もチェックしておくと、通学・通勤にかかる時間をイメージしやすくなります。
スマホ・ネット回線の電波状況は良いか
スマホの電波状況やインターネット回線も重要度の高いチェック項目の一つです。
最近ではリモートワークを取り入れている企業も多く、室内の電波や回線が良くないと仕事に影響を及ぼすことも考えられます。電波状況は、建物の構造や周囲の建物との位置関係によっても影響を受けることがあります。内見の際は、自身が契約している通信キャリアの電波状況を確認しておきましょう。
インターネット回線は、物件により工事ができないケースや予め決められた回線しか使えないケースもあります。契約前に不動産屋に確認しましょう。
入居してから「通信環境が良くなかった」とならない為に、事前に電波の状況や回線環境を調べておくと良いでしょう。導入したい光回線が決まっている方は、通信会社に問い合わせると、導入の可否や通信環境を調べて貰えるので、契約前にチェックしておきましょう。
内見の際に聞いておくべきこと
内見では自分の目で確認することはもちろんですが、実際の情報を耳にしておくことも大切です。物件の情報は、内見の担当者が答えてくれますので、事前に質問事項を準備しておきましょう。
以前の入居者の入居していた期間
以前入居していた方の入居期間は、物件を決めるうえで参考になる要素の一つです。入居期間が極端に短い場合は、何かしらのトラブルがあった可能性もあります。
担当者によっては以前の入居者の退去理由を教えてくれることもありますので、入居期間が短いようであれば、退去理由を確認しておきましょう。
周辺の住民について
周辺住民の情報についても耳にしておくと、トラブルを未然に防ぐことができるので、聞いておくようにしましょう。騒音や隣人トラブルについては気になるという方も多いと思います。
過去のトラブルやクレームを知りたい場合は、管理会社やオーナーに確認してもらう必要があるので、気になる方は担当者に確認してもらいましょう。
中には、都合の悪い情報を隠す担当者もいるので、「待つ回答があるまで契約を待つ」「担当者や不動産会社の変更を検討する」など強い気持ちで臨みましょう。
内見を繰り返して、理想の快適なお部屋に出会おう
さて、今回は内見を行う際のチェックポイントについて紹介してきました。今回上げたチェックポイントをしっかりと確認しておくことで、後悔なく満足できる部屋と出会うことができるはずです。
これから生活する大切な部屋ですので、妥協することなく、聞きたいことは聞いて、「細かすぎる」というくらい、細部まで部屋を確認するようにしましょう。
水商売の方でお部屋をお探しの方は是非ナイトハウスをご利用ください