就職や進学を控えており、これから一人暮らしを始める方もいらっしゃるかと思います。一人暮らしを始めるにあたって生活費や家賃、光熱費など月々にどのくらいの費用が必要になるのか把握しておかなければなりません。
その中でも、光熱費は「実際に住んでみないとわからない」といったご意見が多いのではないのでしょうか?そこで今回は、一人暮らしの平均的な光熱費と、節約方法をいくつか紹介していきます。これから一人暮らしを考えている方や、光熱費の節約方法を知りたい方は是非参考にしてみてください。
光熱費とは?
光熱費とは、一般的にガス代や電気代、といったエネルギーを利用するためにかかる費用のことを指します。水道料金も含めて水道光熱費と呼ばれることもあります。電気、 ガス、水道といったライフラインは生活に必要不可欠で、普通に暮らしていれば、光熱費が発生しない月は存在しないでしょう。光熱費は季節によって変動することが一般的です。また、地域によってもかかってくる費用は異なります。
夏や冬といった室温の調節が必要になる季節は電気代が高くなってしまいます。また、ライフスタイルによっても光熱費は左右され、洗濯の回数が多い方や毎日湯船に浸かる方は、水道料金が高くなってしまいます。水道料金は、水道事業を運営する市町村によって設定されているので、地域によって変動が大きくなります。
ストーブやファンヒーターに使用される灯油などの燃料費も光熱費に計上されます。
一人暮らしの平均光熱費は約1万1千円程度
地域や季節によって光熱費に変動はありますが、一人暮らしの平均的な光熱費は11,000円程度といわれています。光熱費の内訳として、電気代が5,000円〜6,000円、ガス代が3,000円、水道代が2,000円〜3,000円となっており、ガスはプロパンガスと都市ガスで発生する費用が変わってきます。
電気代は夏よりも冬の方が高くなりやすいとされています。それは、エアコンの設定温度と外の気温の温度差が大きくなるためです。また、冬場は洗濯物の乾きが遅くなるため洗濯機の乾燥機能や、浴室乾燥を使う頻度が増えるためといわれています。
一人暮らしの平均光熱費
項目 | 平均費用 |
---|---|
電気代金 | 5,000円〜6,000円 |
ガス代金 | 3,000円 |
水道代金 | 2,000円〜3,000円 |
光熱費の仕組みについて
電気とガス代金は、基本料金が設定されており、そこに使用料金を足した金額が毎月請求される仕組みとなっています。基本料金とは、契約しているサービスの基本となる料金で、利用していなくても発生します。使用料金は、サービスの利用量に応じて発生する料金のことで、利用するほど加算されていきます。
また、電気代は使用する量に応じて「三段階料金」が設定されています。これは、電力量料金単価を電力使用量に応じて三段階に分けたものです。電力使用量の増加に比例して、1kWhあたりの電力量料金単価が高くなるため、電気の利用量が増えるほど電気料金も高額になります。
電力サービス提供業者や契約するアンペア数、電力プランなどは変更可能なので、普段あまり使用しないということであれば、再度検討してみることをおすすめします。
一人暮らしにおすすめの節約方法
生活費の中で、光熱費は比較的節約しやすい費用のひとつです。結論から言うと、使用量を減らせばよいのですが、節約するためといって過度に使用量を減らしてしまうと、快適な暮らしを送ることは難しいでしょう。
そこで、今回は無理なく取り組むことができる、光熱費の節約方法を紹介します。
電気代の節約
電気・ガス・水道といった光熱費の中で、電気代は節約する方法が複数あります。電力サービス提供業者、電化製品、待機電力の見直しをすることで節約することができます。
電化製品は古くなると省エネ性能が劣化してしまいます。そのため、古くなってしまった電化製品に関しては、買い替えを検討しても良いかもしれません。また、エアコンのフィルターに埃が溜まっている場合、冷暖房の効率が下がってしまうだけではなく、電力消費量の増加につながります。最近エアコンの効きが悪いなと感じている方は、フィルター掃除をしてみましょう。
待機電力については、普段から使用していないコンセントを抜いておくだけでできる簡単な節約方法になります。シーズンによって使用してない冷暖房器具のコンセントや、テレビの利用頻度が低い方はテレビのコンセントを抜いておくだけでも、節約になります。電力サービス提供業者は、インターネットや口コミを確認しながら、比較・検討するようにしましょう。
- 電力サービス提供業者の変更
- 契約アンペア数、電力プランの見直し
- 電化製品の買い替え・清掃
- 待機電力の削減
ガス代の節約
ガスを使う場所は限られていますので、少し意識するだけで大幅に節約することが可能です。主にガスを利用するのは、ガスコンロと給湯器が大半を占めると思います。
ガスコンロと電子レンジと使い分けるだけで、ガス代金の節約となります。基本的には短時間の料理は電子レンジ、長時間かかる料理はガスコンロを使用する方が光熱費は節約できます。料理に慣れている方は、電子レンジで予め下茹でするなど、ガスコンロと電子レンジを併用して調理時間を短くすることで、電気代の節約に繋がります。
またシャワーの温度設定を少し下げるだけでも、ガスの使用量を減らす事ができます。夏場は水温が多少下がっても、不便に感じることは無いと思いますので、設定温度を少し低くして、ガス代の節約に繋げていきましょう。
ガス会社やプランの確認も大切です。ガス会社によって料金やプランが異なりますので、今より安くなるガス会社があるかもしれません。近年では、電気とガスのセットで契約すると割引が適応される会社もありますので、現在利用しているガス会社を確認してみましょう。
- ガスコンロと電子レンジの併用
- シャワーの温度設定を下げる
- ガス会社・契約プランの見直し
- 電気とセットで契約
水道代の節約
水道代の節約については、水をこまめに止めることです。食器を洗っている最中や髪の毛を洗っている最中など、水道の蛇口をこまめに閉めておくことで、節約に繋がります。。また、トイレを流す際は極力「小」で流すようにしましょう。
また、「節水グッズ」を利用することで、水道代の節約に繋がります。節水グッズとしては、シャワーヘッドや、トイレタンクの節水リングなどがあります。100円均一でも節水グッズが取り扱われているので、まずは身近なところから取り入れてみましょう。
また、洗濯をする際にお風呂の水を利用することで節水に繋がるので、入浴剤を入れる習慣がない方には、おすすめの節約方法です。水道代の節約は難しいこともあり、ちょっとしたことからコツコツ続けていく必要があります。
- ガスコンロと電子レンジの併用
- シャワーの温度設定を下げる
- ガス会社・契約プランの見直し
- 電気とセットで契約
日ごろから意識して光熱費を節約しよう
今回は一人暮らしの平均的な光熱費と節約方法を紹介してきました。光熱費は地域や季節によって変わってきますが、プランや業者を見直すことによって、大きな節約に繋げることができます。
節約できる金額は微々たる量かもしれませんが、日常的に光熱費の節約を意識していきましょう。1年を通して見ると大きな金額の節約に繋がります。
固定費の中でも光熱費は節約がしやすいので、これから一人暮らしを考えている人は、日頃から光熱費や使用量・使用頻度について見直しをしていくように心がけていきましょう。
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