近年は、物騒な事件が多くなり、女性が一人暮らしする場合は防犯対策が必須です。しかし、「治安の良いエリアに住んでいる」「周辺環境に気を付けて物件を選んだ」といった理由で、防犯対策をしていないという人は多いです。
また、防犯対策をしたいけど、
「具体的に何をしたら良いのか分からない」
「安全に住める物件がわからない」
という方は多いのではないのでしょうか?
そこで今回は、女性の一人暮らしに向けた防犯対策を重視している物件の特徴と、防犯グッズの紹介をしていきます。
女性の一人暮らしで防犯対策は必須
女性の一人暮らしにおいて、防犯対策は欠かせません。女性の一人暮らしは、男性と比べて隙があると感じやすく、その隙をつけこんで犯罪や事件が起きてしまいます。女性と男性では力の差があるので、一般的に女性が男性に力で勝つことは難しいでしょう。
そのため、防犯対策を重視した物件選びや防犯グッズを常備しておくことが大切です。日頃からの防犯対策は自分の身を守ることに繋がるので、自分ができるところから少しずつ対策していくことが重要となってきます。
一人暮らしの防犯対策って何をしたらいいの?
防犯対策とはいっても、具体的に何から始めたらいいのか分からない人は多いと思います。最初にすべき防犯対策としては、セキュリティ設備が整っている物件を選ぶことです。最近ではセキュリティ設備が整っている物件が増えてきて、探しやすくなってきました。
オートロックが備わっているだけで防犯性は大きく変わります。今住んでいる物件にセキュリティ設備がなく不安に思う人は引越しすることをおすすめします。防犯グッズは、様々な種類がありますが、取り扱いが簡単で効果の期待できるグッズを選ぶ必要があります。
防犯対策を重視した部屋を探す
防犯対策を重視した物件を探す方法ですが、物件検索サイトで「セキュリティ完備」や「オートロック付きの物件」といった条件である程度は絞り込めます。
しかし、セキュリティ設備が整っている物件というのは一体どのような物件を指しているのか、それについては以下で説明します。
セキュリティ設備がある物件の特徴
セキュリティ設備が整っている物件とは、一般的に下記のような設備が備わっている物件を指します。
- オートロックシステム
- 防犯カメラ
- テレビモニター付きインターホン
- シャッター付きの窓
- 宅配BOXが付いている
- 24時間管理人が常駐
地域によって管理人が常駐している物件は少ないかもしれませんが、オートロックシステムや防犯カメラなどは、探せばすぐに見つかると思います。このようなセキュリティ設備が備わっていることによって、空き巣やストーカー被害の防止になり、トラブルがあった際にカメラ記録を確認できるので安心できます。
近年では宅配BOX付きの物件も増えてきました。宅配BOXは一見、防犯対策と無関係に思えますが、宅配便業者になりすまして侵入してくる泥棒などを未然に防ぐことができます。
女性の一人暮らしに避けておいた方が良い物件の特徴
セキュリティ設備が整っている物件であっても、下記のような物件は避けた方が良いでしょう。
- 極端に人通りが少ない
- 街灯が少なく暗い
- 繁華街が近い
- 犯罪件数が多い
空き巣やストーカーといった犯罪は、ひとけが少ない環境の方が発生率が高いです。そのため、人通りの少ない環境や薄暗く見通しの悪い場所にある物件は、避けるようにしましょう。
また、集合住宅の場合は「1階」の部屋は避けた方が良いでしょう。1階の部屋は2階以上の部屋に比べ、外部から侵入しやすく、逃走もしやすいです。また、地上と目線が同じなので、部屋の中を確認がしやすいことから空き巣などに狙われやすいです。
手軽に購入できる防犯グッズ
物件のセキュリティ設備に加え、自宅に防犯グッズを備えておくことで、さらに防犯性を高めることができます。最近はインターネットで手軽に買えますし、ホームセンターでも多くの防犯グッズを取り扱っています。
しかし、「種類が多すぎて何を選べば良いのか分からない」という人は多いのではないでしょうか。そこで、女性の一人暮らしにおすすめの防犯グッズを5つ紹介します。
ドアスコープカバー
空き巣やストーカーが部屋の中を確認するためにドアスコープを覗くケースがあります。そういったことを防ぐために、ドアスコープカバーをおすすめします。これは、ドアスコープに開閉できるカバーをすることで、覗かれることを防ぐことができます。
空き巣やストーカーに部屋の内部を覗かれることを避けられます。ドアスコープカバーはお手頃価格で入手できますが、ドアスコープ部分にフォトフレームなどをかぶせることで、ドアスコープカバーの代用が可能です。
サムターンカバー
空き巣の侵入手段としてよく使われる方法の一つが、外からサムターンを回して鍵の施錠を解除する方法です。しかし、サムターンカバーをしておけば、外からサムターンを回すことができなくなり、侵入を防ぐことができます。
このサムターンカバーは、両面テープなどで簡単に装着することができるので、手軽に防犯対策をしたい人にぴったりです。価格帯もお手頃な価格なので、チェックしてみてください。
防犯フィルム
防犯フィルムは、窓ガラスに貼ることで、ガラス破りを防止できるアイテムです。一般的な賃貸物件だと防犯ガラスでないことが大半です。防犯ガラスへ変える際は、管理会社や大家さん許可が必要だったり、高額な費用が必要だったり、簡単に取り換えることは難しいです。
そこで、窓ガラスに防犯フィルムを貼ることによって、簡易的な防犯ガラスに変身させることができます。防犯フィルムは、防犯対策だけでなく台風や地震などの自然災害への対策になります。ホームセンターなどで購入することができるので、立ち寄った際にはチェックしてみることをおすすめします。
防犯ブザー・防犯スプレー
防犯グッズといえばこの二つを想像する人が多いと思います。防犯ブザーや防犯スプレーは、女性の一人暮らしには常備しておいて間違いないアイテムです。防犯ブザーは大声を出すことが難しい状況でも、ブザーを鳴らして近隣の人に助けを求めることができます。
- 防犯ブザーは普段使う機会が少ないので、緊急時に手間取らないよう使用方法は予め確認してきましょう。
防犯スプレーは相手に吹きかけることで、目の粘膜や気管を刺激して無力化することができます。ボタンを押して噴射するだけなので取り扱いが非常に簡単です。しかし、噴射する距離や方向を誤ってしまうと自身にも被害が及ぶので取り扱いには注意が必要です。
この二つは取り扱いが簡単で、咄嗟に使うことができて防犯性も高いです。自宅用と持ち歩き用の二つを常備しておくと更に防犯性が高まります。
- 防犯スプレーは正当な理由がない限り、持ち歩くと軽犯罪法に適用されるケースがあります。そのため、「近隣で痴漢が多発している」といった、身の危険が考えられる状況の時のみ持ち歩くようにしましょう。
個人情報目隠しスタンプ
意外と盲点なのが、個人情報です。ゴミを捨てる際に、ダイレクトメールや荷物の伝票などをそのまま捨ててしまった経験がある人は多いのではないのでしょうか。家庭ごみからの個人情報流出というのは多く、個人情報を入手してストーカー被害に発展する可能性があります。そういったことを防ぐために、個人情報を目隠しできるスタンプがおすすめです。
このスタンプは、100円均一でも売っているので、お手頃価格で手軽に入手ができます。使用方法は隠したい場所にスタンプを押すだけなので手間もかかりません。100円均一に行く機会があれば購入することをおすすめします。
できる範囲から防犯対策を始めよう
今回は女性の一人暮らしにおすすめの防犯対策を重視した物件の特徴や、防犯グッズを紹介してきました。これから一人暮らしを検討している女性、引越ししようと考えている人は参考にしていただければ幸いです。
防犯対策をすることは、リラックスできる自宅と安心して暮らす日常を守るということに繋がります。これを機に、手軽な防犯グッズをチェックするところから始めてみることをおすすめします。