部屋の広さがわからない!畳・帖・平米・坪それぞれの違いを解説

部屋の広さがわからない!畳・帖・平米・坪それぞれの違いを解説

住宅や賃貸物件を探す際に、部屋の広さを知ることはとても重要です。しかし、畳や帖、平米、坪といった単位が混在しており、何がどのくらいの広さを示しているのか混乱してしまうことはありませんか?今回は「帖・平米・畳・坪」の4つについて詳しく説明していきます。これから物件を探そうとしている人は、ぜひ参考にしてみてください。

単位を理解することで、部屋の広さを想像しやすくなる

単位を理解することで、部屋の広さを想像しやすくなる
物件情報サイトなどで表示される物件情報には、「畳・帖・平米・坪」という単位が詳細情報に記載されています。日本の家づくりは独自の計量単位が使われており、物件の広さもそれに準じて計測されています。

これらの単位は物件探しに欠かせないものであり、それぞれの違いを理解しておくことで後悔のない部屋探しをすることができます。以下で、「畳・帖・平米・坪」について簡単に説明します。

畳・帖・平米・坪の簡単な違い
  • 畳:部屋の広さを表す単位。主に和室に使用される。
  • 帖:部屋の広さを表す単位。和室、洋室の両方に使用される。
  • 平米:1m×1mが1平米。1平方メートル(㎡)と同じ面積。
  • 坪:尺貫法による面積の単位。

以上の4つの単位の違いを簡単にまとめましたが、それぞれの具体的な違いについて以下で紹介していきます。

畳と帖は何が違うの?

畳と帖は何が違うの?
「畳」は、日本の伝統的な床の単位であり、畳一枚の大きさを指します。「帖」は、「畳」と同じ床面積を示す単位です。「帖」とはもともと海苔や紙などの薄いものの枚数を表す単位でしたが、後に部屋の面積を表す単位としても使われるようになりました。1帖の広さは、畳1枚分とされており、つまりは1畳の広さが1帖に相当します。「畳」と「帖」の違いに関しては一般的に明確な違いは定められていませんが、曖昧な線引きが存在します。

それは、単位が使用される場所の違いです。畳は、主に和室や茶室などの和風の部屋で使用されます。 帖は、畳以外の床材が使われる部屋で使用されることが一般的です。しかし、時代の変化に伴い、和室が減少してフローリングの洋室が増えたため、和室を限定した「畳」の表記ではなく、より汎用性のある「帖」の表記が一般的に広まっています。

一言メモ
    「帖」という単位は、その凡庸性から和室や洋室のどちらでも使用されることができるため、和室の場合でも「帖」という表記が用いられることがあります。

1畳でも地域によってサイズが異なる

日本の不動産表示を決める業界団体である「不動産公正取引協議会連合会」は、1畳の広さを1.62㎡と定めています。しかし、この数値はあくまで業界団体が設定した表示上のルールであるため、必ずしも1畳あたり1.62㎡の広さとは限りません。実際には1.62㎡よりも広い平米数の場合でも、賃貸情報には1畳と記載されることがあります。

この曖昧なルールには地域による畳のサイズの違いがあるためです。例えば、関東地方では畳を「江戸間」と呼び、西日本では「京間」、東海地方では「中京間」、公営住宅などでは「団地間」と呼ばれています。これらの畳のサイズは以下の通りです。

間の種類 サイズ(縦×横) 1畳の広さ
京間 191.0cm×95.5cm 18240.5㎠
中京間 182.0cm×91.0cm 16562㎠
江戸間 176.0cm×87.8cm 15452.8㎠
団地間 170.0cm×85.0cm 14450㎠

「京間」と「団地間」では3790.5㎠もの差があり、同じ1畳でも広さが異なってしまいます。そのため、1畳あたりの広さを一律に断定することはできず、地域によって畳のサイズが異なることに注意が必要です。

面積を表す平米と坪の違いって?

面積を表す平米と坪の違いって?
これまで部屋の広さを表す「畳」と「帖」の違いについて説明しましたが、ここからは面積を表す「平米」と「坪」の違いについてお話しましょう。平米は、1平米が1m×1mの正方形の面積を表します。つまり、1平米の広さは1平方メートルに相当します。例えば、幅が5m、長さが4mの部屋の広さは20平米になります。

一方、坪は尺貫法による面積の単位で、1辺が6尺(約1.818m)の正方形の面積を指します。1坪あたりの広さは約3.31㎡となっています。間取りに関する広さの考え方では、坪を基準として考えられることが多いものの、面積は平米(㎡)で記載されることが義務付けられています。

結局どのくらいの広さなの?

結局どのくらいの広さなの?
これまで、「畳・帖・平米・坪」の違いを説明してきましたが、結局それぞれどのくらいの広さを示すのかがよくわからないという方も多いかもしれません。そこで、それぞれの単位を換算してみると、より分かりやすくなります。

畳/帖 平米(㎡)
1畳/帖 約0.5坪 1.62㎡
2畳/帖 約1坪 3.24㎡
4畳/帖 約2坪 6.48㎡
6畳/帖 約3坪 9.72㎡
8畳/帖 約4坪 12.96㎡
10畳/帖 約5坪 16.20㎡
12畳/帖 約6坪 19.44㎡

これらの換算表を見ると、畳(帖)の広さを坪や平米で簡単に把握することができます。例えば、6畳の広さは約3坪で、約9.72平米に相当します。また、10畳の広さは約5坪で、約16.20平米になります。坪や平米の単位に慣れていない場合でも、より具体的な広さをイメージしやすくなります。

広さの単位を把握して理想の部屋を探そう

広さの単位を把握して理想の部屋を探そう
今回は賃貸物件情報でよく使われる「畳・帖・平米・坪」の単位についてお話しました。日本独自の計量単位によって物件が建てられているため、実際の広さが想像しにくいことが多いかもしれません。畳・帖の表記については帖に統一される傾向があり、面積の記載には平米(㎡)が義務付けられています。

また、畳のサイズに関しては地方によってサイズが異なることは、知らなかった人も多いかもしれません。東日本から西日本への引越しをする際に、実際の部屋の広さが想像と異なっていたという話もよく聞かれます。賃貸物件情報を見る際には単位を気にしながら部屋の想像をすることで、理想の部屋探しもスムーズに進むかもしれません。

この記事の編集者

ナイトハウス編集部

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