カビの除去方法と事前対策

フローリングにカビが生えてしまった!カビの除去方法と事前対策

フローリングにカビを発見して焦った経験はありませんか?賃貸物件の場合、カビを放置しておくと退去時に多額の修繕費がかかってしまうケースがあります。また、健康面にも悪影響を及ぼす可能性もあります。

この記事では、フローリングにカビが生える原因や対策、生えてしまった際のカビの除去方法を解説していきます。快適に暮らすため、そして退去時のトラブルを回避するためにも是非最後まで読んで、参考にしてみてください。

賃貸物件のフローリングにカビが生えると何がまずい?

賃貸物件のフローリングにカビが生えてしまった場合、修繕費用は入居者と貸主のどちらが負担するのでしょうか?賃貸物件から退去する際、入居者には「原状回復義務」というものがあります。

カビが生えた原因が明らかに入居者にある場合には、フローリングのクリーニングまたは張り替えの費用を原則入居者が負担しなければなりません。特に張り替えとなった場合の費用は、決して安いものではありません。

注意ポイント

経年劣化や建物の構造上の理由の場合においては、原則貸主が負担することになります。しかし貸主や管理会社によって対応が異なる場合があります。退去時の不要なトラブルを避けるためにも、日頃より注意しましょう。

フローリングにカビが生える原因

そもそもなぜフローリングにカビは生えてしまうのでしょうか?カビが生える原因は、室内の温度や湿度、ほこりや髪の毛などによる汚れです。

それではフローリングにカビが生える原因について解説していきます。主な原因は5つあります。

  1. マットやカーペットを敷いている
  2. 観葉植物を置いている
  3. 結露しやすい
  4. 加湿器を置いている
  5. 布団を敷きっぱなしにしている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

マットやカーペットを敷いている

部屋の印象を変えてくれ、足元も暖かくなるマットやカーペットですが、実はカビが生えてしまう原因の一つです。マットやカーペットとフローリングの間は通気性が悪く、特に梅雨や夏などの湿度が高い季節は湿気がこもってしまいます。そこに人の汗や、カビの栄養となるゴミやほこりが加わることで、カビが生えやすい絶好の環境になってしまいます。

観葉植物を置いている

インテリアとしても人気の高い観葉植物ですが、これもカビが生える原因のひとつ。植木鉢の下にカビが生えてしまうことがあります。植木鉢の下に受け皿などを置いていても、水をやることでその付近は湿気が多い状態となるため、カビが生えやすくなってしまいます。

結露しやすい

夏だけでなく冬のカビの原因となるのが結露です。窓ガラスの結露は気づきやすいですが、実はフローリングも結露をしてしまうのです。

1階の角部屋や、日当たりのよくない北側の部屋などは特に注意が必要です。結露するとそれだけ部屋の湿気は高くなるため、カビが生えやすくなってしまいます。

加湿器を置いている

乾燥から喉やお肌を守ってくれる加湿器。置く場所を間違えるとカビの原因になってしまいます。窓の近くやフローリングに直置きすると結露しやすくカビの原因となります。また、壁際に置くことも避けましょう。

布団を敷きっぱなしにしている

マットやカーペットと同じく、布団の敷きっぱなしも原因の一つです。人は寝ている間に約コップ1杯分の汗をかくと言われており布団を湿らせます。さらに人の体温で温められ、ほこりや髪の毛を栄養としてカビが生えてしまいます。

フローリングのカビを取る方法

カビを取る掃除用品

フローリングにカビが生えてしまったら、放置などせずにすぐに対処することが大切です。これから解説する方法を参考に、しっかりカビを取っていきましょう。

フローリングのカビを取るのに用意するもの
  • 拭き取る布2つ
  • つまようじ、または歯ブラシ
  • アルコール、または消毒用エタノールスプレー

①濡れた布でカビを拭き取る

まずは濡らした布でカビをしっかりと拭き取っていきます。カビの胞子は部屋中に飛び散りやすいため、静かに丁寧に拭き取りましょう。

②溝などのカビはつまようじや歯ブラシで

フローリングの溝などに生えたカビは拭き取っただけでは十分に除去できません。つまようじや歯ブラシでこすり取りましょう。

③アルコールまたは消毒用エタノールで消毒する

アルコールや消毒用エタノールスプレーを、カビが生えた部分に吹きかけます。その後、①で使った布とは別の乾いた布でしっかり拭き取ります。

注意ポイント

一度に多くの量を吹きかけるとフローリングが変色する恐れがあるので、少しずつまんべんなく吹きかけてください。

注意!カビを取るNGな方法

カビ取りのNG方法

ついやってしまいがちな、NGなカビ取り方法について解説します。

フローリングが傷んでしまったり、カビが飛び散りさらに繁殖する原因になってしまうので注意してください。

掃除機でカビを吸う

掃除機で一気に吸い込んでしまえば簡単では!?と思う方もいるかもしれませんが、これは逆効果。カビの胞子が部屋中に飛び散り、他のカビの原因になってしまいます。

カビ用洗剤やハイターを使う

カビ用洗剤やハイターは効果が強すぎるため、フローリングのカビには向いていません。フローリングが脱色して白くなってしまう恐れがあるので、絶対にやめましょう。

重曹を使う

お風呂のカビ取りなどによく使われる重曹ですが、こちらもフローリングには向いていません。ワックスを剥がしてしまうため、フローリングを傷めてしまいます。

お酢を使う

お酢は黒カビには効果がありません。また、殺菌効果はありますが栄養分が高いために、かえってカビの栄養にもなってしまいます。

フローリングのカビを予防する方法

マットを干す

最後に、フローリングのカビを予防する方法を解説していきます。
カビを見つけたらすぐに掃除をすることはもちろんですが、日頃からカビを予防するよう心がけることが大切です。

換気と除湿

カビは湿気の多いところが大好物。換気をこまめに行い、湿気がこもらないようにしましょう。風通しの悪い場所では扇風機を使うと効果的です。梅雨の時期や夏場は、除湿器を使うこともオススメです。

布団乾燥機、すのこを活用する

定期的に布団を干すことができればカビの予防効果に効果的ですが、ベランダなどに布団が干せない物件も少なくありません。その場合、布団乾燥機を定期的にかけるといいでしょう。

一言メモ

布団やマットレスの下にすのこを敷くことで通気性がよくなり、カビの発生を抑えることができます。

マットやカーペットは定期的に干す

こちらも布団と同様に、定期的に干して乾燥させることがベストです。干すことが難しい場合は、とにかく部屋の湿度を下げることを心がけましょう。

エタノールをかけて乾拭き

アルコールやエタノールにはカビを弱らせる効果があります。高温多湿になりそうなところに定期的に吹きかけておくと、カビを防ぐことができます。

結露を取り除く

窓の結露はすぐに拭き取りましょう。タオルや雑巾で水分を拭き取るだけでOKです。こまめに拭くのが面倒という場合、結露防止シートを貼っておきましょう。100円ショップでも購入できます。

カビを見つけたら正しい方法で早めに除去しよう

この記事では、フローリングにカビが生える原因や除去方法、カビを生やさないための予防方法を解説してきました。カビを放置すると退去時のトラブルにも繋がりかねません。カビの種類により取り除くことが厄介なものもあるため、カビを見つけたら早めに除去するようにしましょう。

まずは日頃からカビが生えないよう注意を心掛け、快適な部屋づくりをしてみてくださいね♪

この記事の編集者

ナイトハウス編集部

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