入居してみたら部屋が汚いままだった・・・
せっかく入居した賃貸が汚い状態だとショックですよね。
賃貸契約時に「クリーニング有」と記載してあるにも関わらず、汚いまま引き渡されてしまう例は少なくありません。
夜職や水商売の方の急な引っ越しの際には、このような状態で部屋を引き渡されてしまい、泣き寝入りしてしまう方もいるようです。
この記事ではそんな賃貸のクリーニングに関するトラブルやその対策を紹介していきます。
夜職の方の急な引越しの際にはクリーニングに関するトラブルに要注意
夜職や水商売の方は働く店舗を変える際など、急な引っ越しが伴う場合も多いのではないでしょうか?
実は入居時のクリーニングに関するトラブルは、退去時の原状回復にまつわるトラブルと同じくらい賃貸トラブルとしては多いです。
急な引っ越しをする場合には、さらにこのトラブルに巻き込まれてしまう可能性が高くなるので注意しましょう。
なぜ急な引っ越しにはクリーニングに関するトラブルのリスクが伴うのでしょうか?
- 内見をせずに決めたため室内の状態が確認できていなかった
- 次の入居を急ぐあまりクリーニングが雑になってしまう
- 業者ではなく大家など素人がクリーニングをしてしまう
急な引っ越しによって退去から次の入居までに時間がないと、業者の手配が難しいなどの理由で上記のような状態が発生してしまいます。
急な引っ越しは避けた方がいいのかな?
急な引っ越しでも信頼のできる、不動産屋に紹介してもらうことでこのようなリスクを解消できます。
水商売や夜職の事情に関しても理解のある不動産屋に相談すると、期日までに安心して入居できる物件が見つかるでしょう。
水商売の方で不動産屋を探している方におすすめなのが、水商売専門の不動産屋として多数の紹介実績のある「ナイトハウス」です。
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賃貸のクリーニングに関するトラブルの原因
クリーニングに関するトラブルが発生する主な原因は2つです。
- クリーニングのやり忘れやそもそも清掃されていない
- クリーニングされたが綺麗になっていない
それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
クリーニングのやり忘れやそもそも清掃されていない
賃貸の一部をクリーニングし忘れてしまった場合や、そもそも「クリーニング」と呼べるほどの清掃がされていない場合もあります。
クリーニングにおける清掃の程度は決まっていません。
そのためある程度綺麗だと大家が判断した場合に、そのまま次の入居者に貸し出されてしまうことも時々あります。
部屋の一部だけ汚い状態の場合には、クリーニング時のやり忘れも十分に考えられるでしょう。
クリーニングされたが綺麗になっていない
簡易的なクリーニングの場合には、細部まで綺麗になっていない場合も少なくありません。
綺麗か汚いかの判断は人によって異なるものですよね。
大家や不動産屋がクリーニングして綺麗になったと感じていても、入居者には汚いと感じてしまう場合も少なくありません。
夜職や水商売の方が多く入居されている物件は、タバコのヤニによる汚れが残っていることも少なくありません。
タバコのヤニによるクロスの汚れやエアコン内部の汚れは落とすのが非常に難しいです。
クリーニング業者が清掃しても完全に綺麗にならないことも多々あるので、このような点は事前に確認しておくとよいでしょう。
賃貸のクリーニングに関するトラブルを避けるために確認しておくべきポイント
クリーニングに関するトラブルを避ける方法は無いの?
入居前にクリーニングで問題になりやすい場所をしっかりと確認しておくと、入居後のトラブルは避けられます!
ここからは賃貸で入居前に確認しておきたい場所を説明します。
- 玄関周り
- キッチン 浴室周り
- 窓 サッシ周り
- ベランダ
- クロス 壁紙
- エアコン
玄関周り
玄関周りは土足で上がるエリアということもあり、汚れが目立つ場合が多い場所です。
シューズボックスは、靴の臭いがこもりやすく気になりやすいので必ずチェックしておきたいですね。
玄関周りは単純な清掃作業以外にも除菌や消臭作業がされているか、という点も確認しておきましょう。
キッチン・浴室周り
キッチンや浴室周りなどの水回りは水垢やカビ、黄ばみが気になりやすい箇所です。
また排水管や下水回りもカビや油汚れなどが溜まりやすくいため、配管内部の清掃もしっかりとされているか確認しておきましょう。
配管内部が綺麗な状態でないと、排水の詰まりや逆流などの原因にもなってしまいます。
配管内は目視で確認できないので、事前にクリーニング済みか確認しておくとよいでしょう。
窓・サッシ周り
見落としがちな窓やサッシ回りですが、花粉や排気ガスなどで汚れやすい場所となっています。
また入居後、自分で清掃しようとすると、網戸の取り外しやサッシの凹凸の掃除などはとても大変です。
クリーニングの際に窓回りやサッシがしっかりと清掃されているのかの確認は、忘れずにしておきたいですね。
ベランダ
ベランダの清掃は高圧洗浄機などを使わないと落とせない汚れになっていることが多いです。
また室外機や給湯器の裏は汚れが溜まりやすいですが、なかなか手の届かない掃除の難所。
クリーニング時に清掃されていないと、掃除が難しい場所なのでチェックしておきましょう。
クロス・壁紙
壁紙やクロスは生活の中でシミがついてしまうと、クリーニングしてもなかなか落とすのが難しい場所です。
そのため内見時などにはクロスや壁紙の状態はしっかりと確認し、汚れが酷い場合には張替の対応をしてもらえるかも確認しておきましょう。
特にヤニや油汚れが酷い場合には、張替してもらえるかの確認は必須です。
張替は通常のクリーニングではなく、別料金での対応としている業者がほとんどと言ってよいでしょう。
そのため張替なのか清掃なのかの違いは、かなり仕上がりの差も大きくなります。
エアコン
外見が綺麗でも内部の汚れが気になるのがエアコンです。
エアコンはフィルターだけでなく、内部も清掃されているかを不動産屋に確認しておくとよいでしょう。
内部の洗浄まで業者に依頼しないと「臭い」や「冷暖房機能」の低下につながります。
そのためエアコンもクリーニング済みとなっている場合でも、分解洗浄までしているのか確認が必要です。
エアコンの分解洗浄は通常のクリーニングと別料金に設定している業者がほとんどです。
そのためクリーニング済みだから分解洗浄もしてあるだろうと思わず、必ず確認しておきたいポイントでもあります。
水商売の方がクリーニングに関するトラブルに発展した場合の対処法
入居して部屋が汚かった場合どうすればいいの?
そんな場合の対応方法をご紹介していきます。
該当箇所を写真や動画に収める
入居した後にクリーニングされていないと思う箇所は、その状態を写真や動画にとっておきましょう。
また悪臭がする場合などはできるだけ触れずに、その状態を維持するようにしましょう。
このように実際の証拠があることで、再度クリーニングしてもらうように要求しやすくなります。
不動産屋にやり直しを依頼する
汚いままの場所などを写真で保存したら、不動産屋にクリーニングのやり直しを依頼しましょう。
不動産屋の多くは業者にクリーニングを委託しているので、不備があればクリーニング業者に再清掃を依頼してくれる場合も少なくありません。
気になる箇所の写真と共に依頼することで、見逃しのリスクも軽減でき安心です。
第三者機関に相談する
不動産屋や大家に相談しても対応してくれない場合、汚い状態の部屋で生活したくはないですよね。
その場合には国民生活センターや市町村の窓口に相談して、解決方法を探るという方法があります。
それでも相手が応じてくれない場合には、弁護士への相談も視野に入れておきましょう。
クリーニングのトラブルを避けるには念入りに確認しよう!
クリーニングに関するトラブルは、賃貸に関するトラブルの中でも件数の多い事例です。
きれいな部屋の定義があやふやな上、清掃の範囲は業者によって異なります。
そのため入居前に気になる点は必ず指摘しておきましょう。
また入居時に部屋が汚い場合には、落ち着いて汚い状態を写真などにおさめて、再クリーニングを依頼しましょう。
それでも対応してもらえない場合には、第三者に仲介に入ってもらうことも検討してみてください。
入居時には細かい部分まで清掃の状態をしっかりとチェックして、新しい部屋での心地よい生活を手に入れましょう。