賃貸を借りるとき、水商売をしていると初期費用でトラブルが多いって本当?回避するにはどうしたら良いの?
上記のような初期費用でのトラブルに不安を持つ方のための記事内容となっています。
この記事では、水商売の方が賃貸を借りる際に初期費用でトラブルにならないための4つのポイントを紹介します。
水商売だと初期費用が高くなることがある!?
水商売の方に初期費用のトラブルが多い最大の理由は、水商売の方をターゲットにした悪徳な不動産会社の存在です。
悪徳不動産会社は審査が通らないのではないかと不安を持つ水商売の方を狙い、巧妙な手口で初期費用を釣り上げてきます。
初期費用が高くなれば、そのぶんトラブルも起こりやすくなります。
ちなみに原則、水商売の方だから初期費用が高くなることはないので安心してください。
とくに、引越し経験が少ない方や若い方は悪徳不動産の餌食になりやすいため注意が必要です。
初期費用のトラブル回避には、まずは悪徳不動産業者に引っかからないようにしましょう。
悪徳不動産の見分け方・対策方法は、次の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください!
水商売の方に多い初期費用のトラブル
水商売の方に多い初期費用のトラブルは、次の2つです。
- 支払いができなくなることによるトラブル
- キャンセルによるトラブル
①支払いができなくなることによるトラブル
水商売の方に多い初期費用のトラブルひとつ目は、支払いができなくなることによるトラブルです。
水商売の方の場合、収入が不安定なため予定していた期限までにお金がそろわず支払いが期限に間に合わなくなることがあります。
支払い期限までに初期費用が払われない場合、契約は強制的にキャンセルされてしまうことがほとんど。
また、最悪の場合は違約金が発生してしまうこともあります。
②キャンセルによるトラブル
水商売の方に多い初期費用のトラブル2つ目は、キャンセルによるトラブルです。
初期費用を支払ったもののキャンセルしたいという場合、タイミングによって返金されない場合もあります。
売上が思ったほど伸びず家賃を支払っていく自信がない、違うお店で働き始めたので通いにくいなど、状況が変化しやすい水商売の方の場合、キャンセルせざるをえないことも少なくありません。
水商売の方必見!支払いのトラブルを回避するコツ
水商売の方が初期費用の支払いのトラブルを回避するためにおすすめの方法は、次の2つです。
- 不動産業者と交渉する
- 初期費用が安い物件を探す
不動産会社と交渉する
支払いのトラブルを避けるために、不動産会社と交渉しましょう。
交渉ポイントは次のとおり。
- 「初期費用が高い」と感じたとき➡初期費用の値下げ交渉
- 「初期費用を一括で払うのが厳しい」と感じたとき➡分割払いの交渉
初期費用の値下げ交渉
初期費用が高いと感じたら、まずは値下げ交渉をしてみましょう。
賃貸の初期費用に含まれるものとその内容は、次の表のとおりです。
初期費用に含まれるもの | 内容 |
敷金 | もしもの時の担保金 |
---|---|
礼金 | オーナーへの謝礼金 |
入居月の日割り家賃 | 入居日から月末までの月の家賃を日数で割った費用 |
翌月家賃 | 翌月の家賃の前納 |
仲介手数料 | 不動産会社へ支払う費用 |
鍵交換費用 | 玄関の鍵交換一式の費用 |
火災保険料 | 火災保険の加入に必要な費用 |
上記の中で値下げ交渉がしやすいのが仲介手数料と敷金・礼金です。
仲介手数料は不動産会社が設定しているため、比較的値下げしやすい費用。
敷金・礼金を値下げするためには、賃貸オーナーの承諾が必要なためハードルは少し上がりますが、交渉する価値はあります。
値下げ交渉をする際は、近隣物件の事情を知っておきましょう。「近隣の物件相場に比べて高い」「近隣の物件より条件が悪いのに初期費用が変わらない」などの根拠のある交渉が成功のポイントです。
分割払いの交渉
生活費などを考えると一括で払うのが厳しいと感じたら、分割払いを交渉してみましょう。
初期費用のうち、分割払いができるのは主に次の項目です。
- 仲介手数料
- 敷金・礼金
- 鍵交換代
- クリーニング費用
初期費用の中でも重い負担となるのが仲介手数料と敷金・礼金なため、分割払いを交渉してみるとよいでしょう。
ただし、初期費用が支払えない状態で入居を認めることは、賃貸オーナーにとって大きなリスクです。
実際、家賃を支払わず退去もしてくれないというトラブルはよくあります。
大手不動産会社では難しいですが、中小規模の不動産会社では比較的よい回答を得られることも多いため、交渉してみましょう。
初期費用の安い物件を探す
初期費用の安い物件を探せば、支払えなくなるリスクは小さくなります。
最近は、敷金・礼金0円などの物件も増えています。
敷金・礼金の相場はどちらも家賃の1~2ヶ月分。
敷金・礼金0円物件であれば、初期費用を大きく抑えられます。
また、水商売の方が初期費用を抑えるのならば分譲物件がおすすめ!
分譲物件はひと部屋ごとにオーナーが違うため敷金・礼金や家賃などの諸条件もバラバラです。
中には敷金・礼金をグンと抑えられる物件もあるので、ぜひチェックしてみましょう。
水商売の方がキャンセルでトラブルにならないためのコツ
水商売の方がキャンセルでトラブルにならないための方法は、次の2つです。
- キャンセルは契約前におこなう
- 不動産選びを慎重におこなう
キャンセルは契約前におこなう
キャンセルは契約前におこなうことで、トラブルを防げます。
賃貸を借りる際の流れは、次のとおり。
- 申し込み(仮押さえ)
- 入居審査
- 重要事項説明・契約・初期費用の入金
- 入居
申し込み後、契約前のキャンセルはいつでも可能になっており、不動産会社に申込金を支払っている場合は返金されます。
契約前とは、契約書に署名・捺印をする前のこと。
契約書に署名・捺印をした後はキャンセルではなく解約になるため、初期費用は戻ってこない可能性が高いです。
重要事項説明・契約・初期費用の入金の順番は不動産会社ごとにさまざま。
初期費用を支払った後でも契約書に署名・捺印をする前であればキャンセルは可能ですが、全額返金されるわけではありません。
初期費用支払い後にキャンセルをした場合の返金については不動産会社により異なります。
一般的に返金される可能性が高いものと低いものは次のとおりです。
返金される可能性が高いもの | 返金される可能性が低いもの |
敷金・火災保険料 | 仲買手数料・礼金・鍵交換費用 |
キャンセル時期が遅れるほど契約者にとってマイナスなだけでなく、賃貸オーナーや不動産会社にも迷惑をかけてしまうため注意しましょう。
不動産選びを慎重におこなう
キャンセルによる初期費用トラブルを防ぐためには、不動産選びを慎重におこないましょう。
初期費用が自分に無理がないかはもちろん、家賃を払い続けられることも大切です。
申し込み前に、金銭面だけでなく物件を本当に気に入っているか、納得しているかをもう一度考えてみましょう。
信頼できる不動産会社で希望や予算などを伝え、よく相談するのがおすすめです。
ナイトハウスでは水商売の方が安心して借りられる物件を、一人ひとりに合わせてご紹介しています。
初期費用でトラブルにならないためには引越し費用も考慮しよう
初期費用でトラブルにならないためには、引越し費用を考慮することも大切です。
引越し費用を抑えることで初期費用の支払いに充てることが可能。
引越し費用は引越し業者によって異なるだけでなく、時期や荷物量によっても異なります。
引越し費用をなるべく抑えるためのポイントは次のとおりです。
- 閑散期に引越しをする
- 相見積もりをする
- キャンペーンを利用する
- 自分で梱包材を用意する
- 荷づくり・荷ほどきを自分でおこなう
引越しの閑散期であれば、繁忙期と比べて費用は安くなります。
引越しの閑散期とは、例年5~8月頃と11月~翌年2月頃です。
また、引越し業者を選ぶ際は相見積もりを取りましょう。
安い引越し業者の見極めができるだけでなく、他社の金額を引き合いに出して料金交渉もしやすくなります。
引越し業者により、「早割り」や「時間指定割引」などさまざまなキャンペーンがおこなわれています。
キャンペーンを上手に利用すれば、引越し費用を安くすることが可能です。
また、自分で梱包材を用意し、荷造り・荷ほどきをおこなうことで費用を抑えることができますよ。
水商売の方は初期費用でトラブルが多い?まとめ
今回は、水商売の方に多い初期費用のトラブルと、その回避・対処方法を紹介しました。
水商売の方が初期費用でトラブルにならないためには、次のことを心がけましょう。
- 悪徳不動産業者に引っかからない
- 不動産選びを慎重におこなう
- 自分に無理のない初期費用の物件を選ぶ
- 万が一キャンセルする場合は契約前、なるべく早めに
初期費用については、信頼できる不動産会社でよく相談しましょう。
また、引越し費用費用を抑えて初期費用に充てるなど自分でできる工夫をすることも大切です。
初期費用のトラブルなく気持ちよく理想の物件に住むために、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。