ブラックリストのせいで賃貸契約ができない水商売の人が多いって聞いたけど本当?
ブラックリストでも賃貸物件を借りる方法ってないのかしら…。
この記事は、上記のお悩みを持つ夜職の方のために書きました。
ブラックリストに載ると賃貸契約ができないというウワサがあります。
残念ながら水商売など夜職の方は、さまざまな理由によりブラックリストに載ってしまう方が多いのは事実。
この記事では、ブラックリストに載ってしまった方が入居審査を通過して賃貸物件を借りるためのコツを、ブラックリストの本当の意味などとあわせて解説します。
ブラックリストに載ってしまって賃貸物件を借りられるのか不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
水商売の方にも多いブラックリストとは?本当の意味を解説
ブラックリストってどんなリストなのかしら?
何が原因でブラックリストに載っちゃうの?
ブラックリストと聞くと、そういったリストがあると想像する方も多いでしょう。
まずは、ブラックリストの本当の意味を解説していきます。
「ブラックリスト」というリストは存在しない
「ブラックリストに載る」と言いますが、実際はブラックリストと言う名前のリストは存在しません。
「ブラックリストに載る」とは、信用情報機関にネガティブな情報が掲載されることを意味します。
ネガティブな情報とは、具体的に次のような情報。
- 事故情報
- 異動情報
- 滞納情報
ブラックリストを管理する信用情報機関とは信用情報を集めて加盟店に提供する機関。
信用情報機関は貸金業者が加盟する機関で、家賃の保証会社も加盟しています。
金融業界と賃貸業界ではそれぞれ信用情報機関が異なり、金融業界の信用情報機関は、主に次の3つ。
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC):主にクレジットカード会社が加盟
- 株式会社日本信用情報機構(JICC):主に消費者金融が加盟
- 全国銀行協会(全国銀行個人信用情報センター・KSC):銀行や信用金庫、信用保証協会などが加盟
どこの金融機関から借り入れたかにより登録される信用情報機関は異なるものの、延滞などの一部の事故情報は共有されています。
貸金業者などの加盟会員は上記3つの信用情報機関のいずれに加盟していてもすべての登録されている延滞情報を知ることが可能。
いっぽう、賃貸業界では一般社団法人 全国賃貸保証業協会(LICC)で、家賃の滞納が発生したため家賃を代わりに支払った(代位弁済した)との情報が登録されています。
ただし、金融業界とは異なりLICCは全ての賃貸保証会社が加盟しているわけではなく、一部の保証会社のみ加盟しています。
そのため、LICCに加盟していない保証会社に代位弁済された場合は、LICCの代位弁済情報には登録されません。
LICCに加盟している保証会社については、LICCのホームページで確認することができますよ。
ブラックリストに掲載される理由
ブラックリストはネガティブな情報が掲載されるって言ってたけど、具体的に何をしたら掲載されるの?
ブラックリストにネガティブな情報として掲載されるのは、主に次のようなことが発生したときです。
- 債務整理
- 携帯電話料金などの滞納
- 返済遅延
- クレジットカードやキャッシュカードの多重申し込み
- 破産や再生
- 家賃滞納
水商売の方は収入が不安定なため、携帯電話料金や家賃の滞納、クレジットカードの支払い遅延が起こりやすい傾向。
支払いが遅れても、1回目の催促で返済していれば基本的に問題はありませんが、数ヶ月遅延するとブラックリストに載ってしまう可能性大。
また、水商売の方はお客さんの付き合いなどのため、クレジットカードの多重申込をしてしまう方も多いです。
そういえば、数ヶ月携帯電話料金滞納したことあったかも…。
ブラックリストには、どんなことが載せられているのかしら?
ブラックリストには、事故内容に合わせて主に次のような情報が登録されます。
- 氏名、生年月日、旧住所、電話番号、免許証番号など本人を特定するための情報
- クレジットカード・ローンなどの契約内容、支払い状況、利用残高など
- 保証対象の物件名・部屋番号、住所など物件を特定するための情報
- 保証開始日、月額賃料、保証終了日など
ブラックリストの情報掲載期間
ブラックリストって1回載ったら永遠に載り続けるものなの?
いえいえ、ブラックリストに掲載されるのは一定期間です。
ブラックリストと呼ばれる信用情報機関に登録されたネガティブな情報は、長くても10年で削除されます。
通常、掲載期間は支払いの遅延や任意整理の場合であれば5年間、自己破産や個人再生の場合は5〜10年間です。
掲載期間が過ぎれば事故情報が削除されるため、新たな借り入れやクレジットカード作成なども通常通りおこなえます。
ブラックリストに載っているか確認する方法
ちなみに、私がブラックリストに載っているか確かめる方法ってあるのかしら?
ブラックリストに載っているかを確認したいのであれば、本人開示制度を利用しましょう。
本人開示制度とは、信用情報機関に開示請求をして自分の情報が登録されているかを確認する手続きのこと。
開示請求には、開示申込書と本人確認書類のほか、機関によって数百円〜1,000円程度の手数料が必要です。
ブラックリストに載ると賃貸契約が難しいといわれる理由
ところで、どうしてブラックリストに載ると賃貸契約が難しいの?
ブラックリストに載ると賃貸契約が難しいと言われるのは、社会的信用や金銭の支払い能力に欠けていると判断されるからです。
「ブラックリストに掲載されている=家賃をきちんと支払わない可能性が高い」と判断され賃貸物件をかりにくくなります。
とくに、次の賃貸物件は借りられない可能性が高いです。
- 家賃の支払方法をカード払いにするように指定されている物件
- 保証会社をつけての賃貸借契約に締結しなければならない物件
ブラックリストに載っているとカードの審査に原則として落ちてしまうため、家賃がカード支払い指定の物件は借りることが難しくなります。
また、ブラックリスト掲載情報を知っているLICC加盟の保証会社は、基本的にブラックリスト掲載者を賃貸借契約の入居審査で通過させることはありません。
ブラックリストでも入居審査を通過するための5つのコツ
ブラックリストに載っていると入居審査は通過できないってこと?
じゃあ、賃貸を借りることはできないの?
ブラックリストに載っていると入居審査を通過しにくいことは確かですが、通貨するコツはありますよ。
ブラックリストでも入居審査を通過するコツは、次の5つ。
- 保証会社を通さない物件や独立系保証会社を探す
- 一定以上の収入のある親族に代理契約してもらう
- 家賃を手取りの3分の1までに抑える
- 預貯金の残高で入居審査してもらう
- 信頼できる不動産会社に正直に話して相談する
保証会社を通さない物件や独立系保証会社を探す
ブラックリストでも入居審査を通過するには、保証会社を通さない物件や独立系保証会社を探しましょう。
保証会社を通さなければ信用情報を確認されることもないため入居審査を通過しやすくなります。
また、独立系保証会社を利用できる物件も入居審査を通過しやすいです。
独立系保証会とはLICCなどの協会に加盟していない保証会社で、滞納履歴や信用情報はチェックしないためブラックリストの影響を受けず、審査の難易度が一番低いといわれています。
ただし保証会社が独立系の物件は数が少ないので、見つけるのが難しいというデメリットがあります。
一定以上の収入のある親族に代理契約してもらう
ブラックリストでも入居審査を通過するには、一定以上の収入のある親族に代理契約してもらう方法もあります。
代理契約は、入居者とは異なる3親等以内の親族が賃貸借契約を締結すること。
一定以上の収入のある親族に代理契約してもらうことにより、入居審査に通る場合があります。
ただし、物件によっては代理契約ができないので事前に確認が必要です。
家賃を手取りの3分の1までに抑える
ブラックリストでも入居審査を通過するには、家賃を手取りの3分の1までに抑える方法もあります。
手取り収入の3分の1以下の家賃の物件を選ぶことで、入居審査の一般的な基準である「家賃の36倍の年収」をクリアでき審査を通過しやすくなります。
3分の1以下でも難しい場合は、4分の1以下に設定するのも一つの手。
手取りが16万円の方なら、家賃目安は3分の1以下で5.3万円、4分の1以下で4万円です。
預貯金の残高で入居審査してもらう
ブラックリストでも入居審査を通過するには、預貯金の残高で入居審査してもらう方法もあります。
預貯金のある方なら、収入ではなく貯金額で支払い能力を見てもらうことで審査を通過しやすくなります。
審査時には預貯金残高がわかるページのコピーを用意しましょう。
審査通過のために用意すべき貯金額の目安は家賃2年分。
家賃6万円なら144万円以上を準備する必要があります。
信頼できる不動産会社に正直に話して相談する
ブラックリストでも入居審査を通過するために、一番おすすめの方法は、信頼できる不動産会社に正直に話して相談することです。
プロである不動産会社であれば状況を把握し、借りやすい物件を紹介してくれたり、入居審査を通過するためのアドバイスをくれたりするため、ブラックリストでも賃貸物件に入居できる可能性が高いです。
信頼できる不動産会社にって言われても、どこに相談すれば良いのか分からないわ…。
水商売など夜職の方なら、水商売専門の不動産屋のナイトハウスがおすすめです。
ナイトハウスでは水商売など夜職の方が安心して住める多数の物件から、一人ひとりの状況や希望にあわせた最適な物件を紹介してくれます。
もちろんナイトハウスのスタッフは、ブラックリストに載っている方でも安心して借りることができる物件介や、審査を通過する方法も熟知。
これまでブラックリストのせいで賃貸仮契約ができなかった方、ブラックリストに載ってしまい賃貸物件探しに不安がある方もナイトハウスであれば、希望のお部屋に入居できる可能性大です。
また、ナイトハウスのスタッフは水商売の方への理解があり親身になって相談に乗ってくれるので、さまざまな不安も解消できますよ。
ただし、ブラックリストに掲載されている方は、正直に詳細を伝えて相談しましょう。
正直に伝えることで、一番良い方法を提案してくれますよ。
水商売の方はブラックリストで賃貸契約できない?!まとめ
今回は、水商売の方にも多いブラックリストに掲載されている方が賃貸物件の入居審査を通過するためのコツを、ブラックリストの本当の意味などとあわせて解説しました。
ブラックリストとは実在するリストではなく信用情報機関にネガティブな情報が掲載されることで、社会的信用や金銭の支払い能力に欠けていると判断される原因になります。
しかし、収入が不安定な水商売の方は、ブラックリストに掲載されやすいのは事実。
もしもブラックリストに掲載されてしまい賃貸物件探しにお困りならば、まずはナイトハウスで正直に話して相談してみましょう。
ナイトハウスならLINEも利用可能なので、忙しい方もぜひ気軽に相談してみてくださいね。