水商売をしていると退去トラブルが起こりやすいって本当?
退去トラブルは弁護士に相談する人も多いって聞いたけど、どうすべきなんだろう…。
上記の悩みをお持ちの方に向けた記事内容となっています。
賃貸退去時は一般的にトラブルが起こりやすく、弁護士相談の数も非常に多いです。
水商売の方は、一般的なトラブル以外に水商売の方独特のトラブルも起こりうるため、さらに退去トラブルが多い傾向です。
こちらの記事では、水商売の方ならではの退去トラブルを回避する方法や、退去トラブルに巻き込まれた場合の解決法をお伝えします。
水商売の方が退去トラブルに巻き込まれた場合のおすすめの相談先も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
水商売の方に多い賃貸退去時のトラブルとは?
水商売の方に多い賃貸退去時のトラブルは、次の3つです。
- 家賃滞納による強制退去
- 虚偽記載がバレたことによる強制退去
- 退去費用の高額請求
家賃滞納による強制退去
水商売の方に多い退去トラブルのひとつ目は、家賃滞納による強制退去です。
水商売の方の多くは歩合制でお金を稼いでいます。
そのため体調不良であまり働けなかったなどの理由で収入が減り、家賃滞納になってしまう方も少なくありません。
家賃を滞納したらすぐに強制退去になっちゃうの?
家賃を滞納したからといってすぐに強制退去を告げられることは基本的にないので、安心してください。
支払い期限を少し過ぎてしまっても、貸主との信頼関係があれば少し待ってもらえる場合がほとんど。
ただし、貸主借主間の信頼関係が著しく失墜した場合や借主に支払い能力がないと貸主が判断した場合は退去を告げられることもあります。
また、2ヶ月以上家賃滞納すると強制退去になるのが一般的。
いつまでも家賃を滞納したまま退去しない場合は、裁判所から出頭命令が届くため注意が必要です。
虚偽記載がバレたことによる強制退去
水商売の方に多い退去トラブルの2つ目は、虚偽記載がバレたことによる強制退去です。
水商売の方は一般的に賃貸審査に通りにくいのが現状。
しかし、代理契約ができ代理契約人名義で審査をおこなえるなどでない場合、どうしても自分自身で審査を通過する必要があります。
そのような場合に、アリバイ会社を利用して審査を通りやすくする方が多いです。
アリバイ会社は、源泉徴収票をはじめとするさまざまな書類の偽装や在籍確認の電話への偽装対応をおこなう会社。
アリバイ会社に料金を払い、昼の仕事をしているかのように偽装することで賃貸審査に通りやすくなります。
ただし、入居後に偽装記載がバレてしまい貸主借主間の信頼関係が崩れてしまうと、とても厄介。
強制退去を告げられる可能性が高いだけでなく、違約金を請求されることもあります。
退去費用の高額請求
水商売の方に多い退去トラブルの3つ目は、退去費用の高額請求です。
退去費用の高額請求は、水商売の方に限らず賃貸退去時に多いトラブル。
たくさんの相談が弁護士事務所や国民生活センターに寄せられています。
水商売の方に限らず、相手が賃貸退去時にかかる一般的費用の相場の知識がないと知れば高額請求をしてくる悪質な貸主もいるため注意が必要。
ここからは、水商売の方が賃貸退去時のトラブルを回避する方法や解決法を解説していきます!
家賃滞納による強制退去を回避する方法
水商売の方に多い家賃滞納による強制退去を回避する方法は、次の2つです。
- 管理会社や保証会社に連絡をする
- 国の制度を利用する
管理会社や保証会社に連絡をする
家賃が払えないと思ったら、まずは管理会社や保証会社に連絡をしましょう。
家賃を払わず連絡もせずにいると印象が悪化。
印象が悪くなり信頼関係が崩れてしまい強制退去を告げられやすくなります。
どうしても一括で支払えない場合は、分割払いを相談してみるのもひとつ。
状況や信頼関係により、相談に応じてもらえる場合もありますよ。
国の制度を利用する
家賃が払えない場合は、住居確保給付金などの国の制度を利用しましょう。
まずは国の制度を利用して家賃を支払い、これから家賃がまた払えそうなのかどうかを考えましょう。
もしもこれからも家賃を払うのが厳しい場合は、収入や預金に見合ったお部屋を探すのがおすすめです。
虚偽記載がバレたことによる強制退去を回避する方法
水商売の方に多い虚偽記載がバレたことによる強制退去を回避する方法は、次の2つです。
- 虚偽記載をせずに借りられる物件を探す
- 水商売専門の不動産会社に相談する
虚偽記載をせずに借りられる物件を探す
虚偽記載がバレて強制退去にならないためには、虚偽記載をせずに借りられる物件を借りることが1番です。
虚偽記載をしていないのですから、リスクはゼロ。
水商売の方でも、虚偽記載をせずに賃貸審査を通過する方法はあります。
次の記事では、水商売の方が審査に通過するための方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
水商売専門の不動産会社に相談する
アリバイ会社を利用すべきか迷った場合は、水商売専門の不動産会社に相談しましょう。
個人でアリバイ会社を探して利用すると、高額な費用を請求されたり、虚偽記載がバレて強制退去になってしまったりする危険性が高くおすすめできません。
水商売専門の不動産会社であれば、水商売の方におすすめの賃貸物件を多数取扱っています。
また、水商売の方が審査を通過して安全にお部屋を借りられる方法にも詳しいため、よい方法を紹介してくれる可能性が高いです。
水商売専門の不動産会社っていっても、どこに相談すればよいのかな…。
水商売専門の不動産会社のおすすめは、、ナイトハウスです。
ナイトハウスなら、水商売と賃貸に関する知識に特化したスタッフが一人ひとりの希望に合う物件を安全に借りられるよう全力でサポート。
東京はもちろんのこと、大阪、九州など広いエリアで優良物件を紹介してくれます。
また、オンライン内見にも対応しており、忙しい方や遠方の方でも気軽にお部屋探しが可能。
虚偽記載による強制退去トラブルを回避するためにも、お部屋探しはナイトハウスに相談してみましょう。
退去費用の高額請求トラブルの解決法
最後に、一般的によくある賃貸退去時の請求費用が「高いかな?」と感じ場合の解決策を解説します。
まずは賃貸退去時にかかる一般的な費用を理解
退去費用の請求が「高いかな?」と感じたら、法外な請求がされていないかチェックしましょう。
そのためには、賃貸退去時にかかる一般的な費用を理解する必要があります。
一般的に賃貸退去時にかかる費用は、原状回復費用です。
原状回復費用とは、入居後についた汚れや傷を修繕するための修繕費。
ただし、普通に生活していて発生する汚れや傷は対象外で、それ以上の汚れや傷が対象となります。
原状回復費用は基本的に、入居時に預けてある敷金から清算されます。
ちなみに敷金は、滞納や修繕の必要がなければ退去時に原則返還されます。
原状回復費用は借主が負担する必要があるものだけではなく、大家が負担する必要があるものもあります。
それぞれが負担する必要がある傷や汚れは、次のとおりです。
借主が負担する必要のある汚れ、傷 | 大家が負担する必要のある汚れ、傷 |
こぼした飲物をそのままにしてできたシミやカビ ペットが壁や床につけた傷 掃除をさぼったことによる風呂場の赤カビ たばこによるクロスのヤニ跡 家具を移動させる時に引きずって出来た床の傷 など | 日焼けして変色した壁紙や畳 カレンダーを張った押しピンの穴 経年劣化によるガラスのひび 家具を置いただけでできた床のへこみ など |
普通に掃除をおこない生活していれば、基本的に退去費用は発生しません。
ただし、注意しなければならないのがハウスクリーニングの特約です。
通常使用で発生した汚れの修繕に関しては基本的に大家側の責任になります。
しかし、賃貸契約時に退去時のハウスクリーニング費用を払うという特約が付いている場合、敷金からハウスクリーニング代が差し引かれます。
ハウスクリーニングの費用は賃貸契約書に明記されているので必ずチェックしましょう。
泣き寝入りは厳禁!退去費用を高額請求されたときの3つの対処法
退去費用を高額請求された場合の対処法は、次の3つです。
- 管理会社や大家さんに相談
- 消費生活センターに相談
- 弁護士に相談
管理会社や大家さんに相談
高額請求されたと感じたら、まずは管理会社や大家さんに相談してみましょう。
相談前に請求内容を次の4つのポイントからチェックすることも大切。
- 請求されている箇所は、間違いなく自分が汚したり壊したりした箇所か
- 金額は、居住した年数による負担割合が認められているか
- 請求されている範囲は、自分が汚したり、壊したりした箇所に限定されているか
- 賃貸借契約書に記載されている内容であるか
自分が汚したり壊したりしていないものに対しての請求には応じる必要がありません。
ちなみにクロスやカーペットなどの消耗材は居住年数により負担割合が軽減され、約6年で価値がなくなります。
負担割合がガイドライン通りに計算されているかも確認しましょう。
ただし、禁煙の部屋でタバコを吸いヤニがついたり、ペット禁止の部屋でペットを飼って汚れがつくなどの場合、軽減されない可能性が高くなります。
また、身に覚えのない請求であっても特約に記載されている場合は負担しなければならないため注意が必要です。
たとえ請求内容をチェックして支払う義務がある場合であっても、家主や管理会社に費用減額の交渉をすれば、応じてもらえる場合もありますよ。
消費生活センターに相談
自分1人での交渉が困難と感じた場合は、消費生活センターに相談してみるのがおすすめです。
消費生活センターでは、専門の担当者が解決に向けた助言やアドバイスでをおこなってくれます。
電話相談は原則平日ですが、土日でも国民生活センターがバックアップ対応してくれるため、自分のスケジュールに合わせて相談可能。
相談料は無料なので、安心して相談できますよ。
弁護士に相談
自分1人では解決が難しいと感じた場合は、弁護士に相談するのがおすすめです。
弁護士であれば、自分では解決策が見つからない場合でも法律のプロならではの方法で解決に導いてくれるでしょう。
弁護士に相談なんて、なんだか敷居が高そう…。
しかも、どの事務所に相談すればよいのか全然わからないし…。
水商売の方が安心して相談できるおすすめの弁護士事務所が、アークレスト法律事務所です。
アークレスト法律事務所は、お客様第一主義で懇切丁寧に対応してくれる信頼ある法律事務所です。
弁護士が一人ひとりに親身になって相談にのり、法的な観点から最善の方法で解決へと導いてくれます。
全国対応、土・日・祝日、夜間も対応可能で、メール・電話・LINEを使って案件を進行してくれるため水商売の方も安心。
着手金0円~、支払いは成果報酬なので気軽に相談できます。
水商売専門の不動産会社ナイトハウスの顧問弁護士であることも安心できるポイントです。
賃貸退去時はもちろん、賃貸関連のトラブルで弁護士に相談したいときは、アークレスト法律事務所に相談してみましょう。
弁護士相談も多い退去トラブルの解決方法を徹底解説まとめ
今回は、弁護士相談も多い退去トラブルの解決方法や水商売の方に多い退去トラブルの回避法をお伝えしました。
一般的に賃貸退去時にはトラブルが起こりやすいうえ、水商売の方独特のトラブルも起こりやすいのは事実。
今回紹介した退去トラブルを回避する方法を参考に、なるべく退去トラブルを回避しましょう。
また、退去トラブルが起こってしまった場合は泣き寝入りは厳禁。
1人で解決することに不安がある方は、アークレスト法律事務所に相談してみるのがおすすめです。
賃貸退去時に気持ちよく退去するためにも、希望しない強制退去にならないためにも、この記事をぜひ参考にしてくださいね。